国士舘高等学校
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 国士力いろんなことに向き合う気持ちを持ち、環境を用意するのが私たちの役割です本校の卒業生はタフです。少々のことでは、へこたれません。対 談校長 福田 三郎先生副校長 岩渕 公一先生3年 理系吹奏楽部C・Sさん3年 理系生徒会長I・HさんQ 創立100周年を迎えた国士舘の学びをあらためてご紹介ください。I・H 国士舘の教育は躾であったり人間性を育てようとする指導だと感じるのですが、それは100年間受け継がれてきた伝統の学びなのですか?福田 創立当時の大正の時代は、日本が積み重ねてきた文化をヨーロッパ風に変えようという動きがありました。しかし、たとえば困っている人がいれば自然と手を差し伸べるといった“素晴らしい日本人の心( 真まこと )の部分を大切に受け継ごう”と考えた柴田徳治郎先生が中心となって国士舘義塾を作ったわけです。そもそも高校生は失敗したり、いろんなことを経験しながら大きくなるものです。そういったことを大人たちに見守られながら3年間を過ごしてほしい。そのうえで世界の見本になるような人が育っていけばいい。本校が続けてきた教育というのはそういうことだと思っています。C・S だからなのでしょうか、先生と生徒の距離は近いと感じます。堅い話だけではなくて普通にコミュニケーションもとれるので勉強面のことも聞きやすく、いろんなことも相談できる環境だと思います。I・H 僕らの目線に合わせてくださる面倒見のいい先生が多いですね。岩渕 そういった骨身を惜しまない教えで培われ、受け継がれた国士舘の良さは情に厚い生徒が多いことです。一生懸命で最後まで頑張る子が多いですね。これは我々の口癖でもあるのですが「なんでも最後までやり通せ」と。そういうことを経験させると大学生や社会人になったときに生きてきます。福田 教育は一本芯が通っていなくてはいけません。特に高校段階で身についたことは忘れませんから。だからこそ、圧倒的に知らないことのほうが多い人生というもののなかで、さまざまなことが修行だと思っていろんなことに向き合う気持ち、前向きな姿勢を持ち続けられる環境を用意するのが私たちの役割だという気がします。岩渕 それが一番でしょうね。大事なのは“ここぞ”での頑張りです。そしてそれは心身ともに元気でないといけません。お医者さんに例えると、外科医の手術というものは何時間もかかりますが、それを成功させるには頭がいいだけでは絶対に無理です。集中力、技術、経験、体力…いろんなことが必要です。そういう意味において本校の卒業生はタフですよ、と言いたい。少々のことではへこたれません…と。I・H 先生方もおっしゃられたように、何事も最後までやり遂げるっていうことは、今のお話にあった手術での集中力とか、そういうのにも直結してくるのではないかなと思いますし、学力も大切な時期ですけど、そういう精神的な面でも養っていかないと、社会で通用しないと再認識し、国士舘が創立以来続けてきた教育と伝統の凄さを痛感しました。C・S 高校に入って、部活も勉強も…というかなり忙しい生活をしていて、何度も心が折れそうになったことがあったのですが、仲間とか先生たちの支えがあってここまで来られて、成長できている部分が多いと思うんです、精神面も体力面も。国士舘は人間性重視で自由な心を持てる学校で、固定概念がないからいろんな考えの人がいて、それを受け入れたり、影響を受けて変われたりとか、そういうことができる環境にいるんだ…と、私も改めて思いました。4Kokushikan senior high school 2018道・真の心づくりまこと

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