村田女子高等学校
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のようなまさしく新しいシステムを学ばせていただいています。小野―― 本校には多様なコースがあります。3つのコースで、それぞれ異なる目標を持っている生徒たちが学んでいます。同じコースの中でも、その夢は千差万別です。東大へ行きたいという子もいれば、外語大学へ行きたいという子もいます。まず、何になりたいのかということを、入学当初の合宿から徹底的に考えさせるということを大切にしています。互いに夢を語り合うことで、新たな刺激を受け、触発されてより高い目標にチャレンジできるのです。田邉―― また、教員と生徒との距離が近いことも、大切なことだと思います。生徒の夢に寄り添って、その時々に今、何をしなければいけないかを助言していますね。小野―― 具体的なツールとしては、フォーサイトという手帳を活用しています。そこに目標を書き込み、その目標を達成するためには、何をしなければいけないのか、自分で管理できるようになっていて、教員が一人ひとりの中にあるものを上手く引き出してあげています。小野―― 私が常々申しておりますのは、「人のためになる夢を持ちなさい」ということです。自分のための夢は、簡単に諦められますが、人のための夢は、助けたかった人々のことを考えると簡単に諦めることはできないはずです。あなたが夢を叶えるだけではなく、それを喜んでくれる人たちがいっぱいいる、すごくいいことだよねと、いつも生徒たちに話しているんです。田邉―― 私が望むことは、常に物事に対して関心をもってもらいたいということです。世の中に起こることが、なぜそうなったのか疑問を発してほしいなと思いますね。他人事にせず、自分の問題としてとらえて、そこから考えていってほしいと願っています。そうしたきっかけからまた新しい学びが広がっていきます。そうしてそれぞれに個性的な大きな枝を広げてほしいですね。村田で学ぶ生徒に望むこととはキャリアデザインを意識した学びとはSATIONTANABE HIROSHIPROFILE1959年東京大学教養学部教養学科人文地理学専攻を卒業。東京大学教養学部教授、同総合文化研究科教授退官後、慶應義塾大学経済学部教授、帝京大学経済学部教授、環太平洋大学次世代教育学部特任教授を歴任。2013年より広尾学園中学・高等学校校長。2019年4月村田学園学園長の職に就く。著書に「奇跡の学校―広尾学園の挑戦」がある。学園長 田邉 裕一、誠実、勤勉、清潔であれ。二、健康で熱意を持って学び働く人であれ。三、礼儀正しい、責任を重んじる社会人であれ。村田式計算器知識・技能を磨く個性を伸ばす教養を高めるそろばんは中国で開発され、日本に伝えられましたが、明治時代まで、下段の珠は5つでした。本校創立者・村田謙造先生は、下段を4つ珠とし、上部を定規として使えるよう山型に加工した「村田式計算器」を、明治41年(1908)に発表しました。現在のそろばんは、ほとんどこの形で、「村田式計算器」のプレートをつけて販売されているものもあります。夢を描き、その実現に向けて必要な知識、技能を磨いて、社会で輝ける能力を身につけていきます。個性を尊重しあう心を育みながら、一人ひとりの長所を伸ばし、心身共に健康な女性を育てていきます。常識を身につけ、教養を高めることで、社会人・家庭人として品位ある人格を培っていきます。校訓教育方針MURATA GIRLS’ HIGH SCHOOL 29

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