麹町学園女子高等学校
7/12

[図3]授業のスタイル例ACリーダーBBAデュオ二人一組で話し合い、教え合う。カルテット四人一組で議論し、考えをまとめる。6KOJIMACHI GAKUEN GIRLS’ 加速度的に技術革新が進む現代を生きる子どもたちには、時代の変化に柔軟に対応していける能力や資質が必要です。2016年、日本女性の平均寿命は87.1歳となりました。例えば、その半分である43歳までの高校卒業後からの25年間をどう生きるか――いつか人生をふり返った時に「さまざまなことを避け続けてしまった25年間だった」か、「さまざまなことに挑戦し、充実した25年間だった」か――は、その人間の生活の質を考える上でもとても重要なポイントです。変化し続ける社会に歩み出さなければならない若者たちには、その不安を跳ね返すだけの強さ(レジリエンス)も必要です。  これからの社会で求められる能力を、麴町学園では「つながる力(人間関係・社会形成能力)」「自分を信じる力(自己理解・自己管理能力)」「出会う力(キャリアプランニング能力)」「しなやかさ(課題対応能力)」とし、総称して「こうじまちコンピテンシー」と呼んでいます。「みらい論文」「高大連携型受講体験」といった実践型の経験を積むことで、卒業時までに「こうじまちコンピテンシー」が確実に身につきます。「こうじまちコンピテンシー」を体得した子どもたちは、グローバルにもローカルにも活躍できる広い視野の持ち主へと成長します。   レジリエンス教育を通じて、多様化する社会に果敢に挑戦できる人材を育成します。「レジリエンス」とは、障壁に対し柔軟にしなやかに対応していける資質のことです。高度情報化社会・サービス過剰社会である現代には、目前の障壁にしっかりと立ち向かい問題解決を図ろうとする能力が人々から奪われてしまっている実態があります。麴町学園では、通常の学校生活の中で果敢にチャレンジを繰り返す粘り強さを育みます。自信とたくましさが育成された子どもたちは、将来たくさんのチャンスを掴むことのできる人間へと成長します。この資質を「こうじまちセレンディピティ」と呼んでいます。 「こうじまちコンピテンシー」と「こうじまちセレンディピティ」を体得し「しなやかに、たくましく」未来を生きることができる女性。それが、麴町学園のめざす女性像です。思考型授業Active Learningみらい科Career Program子どもたちが社会に出るときに身につけているべき能力と、大きく変化し続ける社会に柔軟に対応していける資質とを育成します。PBLを授業の中に取り入れ、「みらい型学力」の中核といえる思考力の育成を軸に、知性と教養・技能を身につけ、それらの活用能力の高い女性を育てます。つながる力人間関係形成社会形成能力しなやかさ課題対応能力自己理解自己管理能力自分を信じる力出会う力キャリアプランニング能力こうじまちセレンディピティこうじまちコンピテンシー豊富な体験学習でレジリエンスを鍛える「こうじまちコンピテンシー」の体得「こうじまちセレンディピティ」の体得12 麴町学園の「思考型授業」では、「みらい型学力(=自ら課題を見つけ、主体的に考え、仲間と協働しながら解決できる力[図1])」を身につけること」を最終目標としています。 「総合的な学習の時間」の「高大連携講座」を中心に、「課題の選定、授業進行」を教員がリードする問題解決型学習[=PBL(プロブレム・ベイスト・ラーニング)]から、生徒自身が個人やチームとしてそれぞれの課題を設定する課題発見型学習[=PBL(プロジェクト・ベイスト・ラーニング)]へと段階的に取り組んでいきます。[図2]  授業内容は、これまでの主流であった教員講義型授業(一斉発信型授業)に、生徒主導型授業(アクティブラーニング型授業・生徒発信型授業)を組み合わせて、「暗記・再生型」学習から「思考・発信型」へ学習への転換を図ります。そのために、本学園では、積極的にアクティブラーニングの手法を導入し、必要に応じてさまざまな活動スタイル[図3]で学習が行われます。 受動的に学習し、ただ知識や技能の理解・記憶・ペーパーテスト上での再現という学習スタイルから離れ、自ら学ぶ態度を養い、さらに皆と協働することで、より高い次元で物事を成し遂げていくことに価値を見いだす感覚を体得します。 また、授業という枠だけにとらわれず、授業外のさまざまな学校の活動(例えば、グローバルプログラムやみらい科)についてもこの思考型授業の理念で指導が行われており、生徒たちは、意識することなく自然とこれらの態度を身につけていきます。教科オリジナル教科・単元・クラス・学年などの特性に合わせたスタイルでグループ学習を行う。BDACJLIKFHEGNPMOEMAIFNBJGOCKHPDLジグソー[図1]みらい型学力で身につけたいもの自己完結型活用知識技能思考力判断力表現力主体性多様性協働性汎用能力知識の共有化・チームによる活用暗記・再生型学習により身につける「見える学力」思考・発信型学習により身につける「見えない学力」[図2]学習の流れと活動の基本スタイル高校3年大学1年 →高校2年高校1年学習の流れ与えられたテーマ→ 問題を定義、表現(仮説)→   可能な方略を探究→    行動(インタビューや実地調査)「課題発見」→ 「目標設定」→ 「チーム編成共同作業」→ 「論理的思考力」・ 「コンピテンシー」の養成 (成果に直結する能力)デュオカルテットジグソー教科オリジナル学 年問題解決型学習課題発見型学習活動の基本スタイルデュオやカルテットを基本に、メンバーを入れかえ、多角的な視点で課題に取り組む。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です